【ソウル聯合ニュース】韓国のLG電子が7日発表した2022年7〜9月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は前年同期比25.1%増の7466億ウォン(約765億円)だった。売上高は同14.0%増の21兆1714億ウォンで、四半期として過去最高を記録した。

 7〜9月期の業績は、証券業界の予想平均(営業利益8355億ウォン、売上高19兆9000億ウォン)と比べると営業利益は下回り、売上高は大きく上回った。営業利益は原材料の値上がりや海上運賃をはじめとする物流費の上昇などで市場の予想に届かなかったとされる。

 事業部門別の業績は後日公表されるが、新型コロナウイルス禍による特需が消失したことで家電やテレビが低調だった一方、車載用電装部品事業と高級家電が伸び、業績を支えたとみられている。

 中でも、電装事業のビークルコンポーネント・ソリューションズ(VS)事業本部は半導体不足の緩和に伴い完成車の生産が持ち直したことで成長をみせている。前期の4〜6月期に売上高が初めて2兆ウォンを超え、7〜9月期も黒字基調が続いたと分析される。事業参入から9年にして初の年間黒字達成が期待されている。

 前期に単一の事業本部として初めて売上高8兆ウォンを突破した生活家電のホーム・アプライアンス&エア・ソリューション(H&A)事業本部は、北米を中心とする先進国市場での伸びや「LGオブジェコレクション」などの高級家電の人気で成長を続けている。

 一方、テレビなどのホーム・エンターテインメント(HE)事業本部は依然低調だったようだ。テレビ事業は世界的なインフレや金利上昇などのあおりで消費心理が冷え込み、流通在庫の調整が続いている。