【ソウル聯合ニュース】韓国産業通商資源部は1日、10月の輸出額が前年同月比5.7%減の524億8000万ドル(約7兆8080億円)、輸入額は同9.9%増の591億8000万ドルだったと発表した。輸出は前月まで23か月連続で増加していたが、2年ぶりに減少に転じた。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は67億ドルの赤字だった。

 貿易収支は4月から7か月連続の赤字となった。7か月連続での赤字は約25年ぶり。

 10月の赤字額は前月(37億7000万ドル)と比べても大幅に拡大した。ロシアとウクライナの戦争長期化、主要国の金融引き締めになどによる世界景気の減速が影響し、輸出が前年比で減少したことが大きく影響した。

 輸出を品目別にみると、自動車(28.5%増)、2次電池(16.7%増)、石油製品(7.6%増)などが増加し、中でも自動車と2次電池は10月として過去最高の実績を記録した。

 一方、景気減速による需要後退などが影響し、主力品目の半導体は前年同月比17.4%の大幅減となった。石油化学も25.5%減だった。

 国・地域別では、欧州連合(EU、10.3%増)や米国(6.6%増)向け輸出が伸びたのに対し、中国(15.7%減)、日本(13.1%減)、東南アジア諸国連合(ASEAN、5.8%減)向けは減少した。

 10月の輸入は前年同月に比べ10%近く増加した。主要エネルギー源の原油、ガス、石炭の輸入額が前年比46億ドル増の155億3000万ドルに膨らみ、輸入額全体を押し上げた。

 産業通商資源部は、輸出の伸びの鈍化と貿易赤字は製造業が強い輸出大国に共通してみられる現象だと説明している。