【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は2日、北朝鮮が同日午前8時50分ごろ、朝鮮半島東の東海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)の南側に弾道ミサイルを発射したと発表した。北朝鮮は東部の江原道元山から東海上に短距離弾道ミサイル(SRBM)3発を発射し、このうち1発がNLLの南の公海上に落下した。北朝鮮が海岸砲やロケット砲をNLLの韓国側に発射したことはあるが、弾道ミサイルを発射するのは初めて。

 

 ミサイルが韓国・鬱陵島方向への発射だったため、同島などでは空襲警報のサイレンが自動的に鳴った。

 北朝鮮が発射した弾道ミサイル3発のうち2発は別の方向に向かったようだ。

 韓国軍は「北の挑発行為を決して見過ごすことはできず、監視と警戒を強化して韓米間で緊密に連携し、厳正かつ断固とした対応を取る」と説明した。

 韓国と米国の両軍は10月31日から最新鋭ステルス戦闘機F35AやF35Bなど軍用機約240機が参加する大規模な合同航空訓練「ビジラント・ストーム」を実施しており、北朝鮮はこれを口実に挑発を行った可能性がある。

 北朝鮮はロシア製短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の北朝鮮版「KN23」と推定される先月14日未明の発射以降、中国共産党の党大会が開催された16〜22日前後にはミサイルを発射せず、28日に短距離弾道ミサイル2発を発射した。

 今年に入り、北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのは26回目。巡航ミサイルは3回発射した。5月の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権発足後のミサイル発射は15回目となる。