【ソウル聯合ニュース】韓国の防衛事業庁は4日、防衛産業大手のハンファエアロスペースがポーランド当局と韓国製の多連装ロケットシステム(MLRS)「天舞」を供給する35億5000万ドル(約5240億円)規模の1回目の履行契約を締結したと発表した。これにより、韓国の今年の防衛産業における輸出受注額が170億ドルとなり、年間受注額の過去最高を更新した。

 同社はポーランド側と288基の天舞を供給する契約を交わしており、今回の契約でこのうち約200基が引き渡されることになる。

 韓国の防衛産業における輸出受注額は2020年まで年平均30億ドル程度だったが、21年は約72億5000万ドルに増加した。今年はポーランドとの契約だけで124億ドルに達し、前年を2倍以上上回る成果を得た。124億ドルには天舞のほか、8月に締結した自走砲K9と戦車K2の供給、9月に締結した韓国製戦闘機「FA50」の供給に関する履行契約の受注額が含まれている。

 天舞の射程距離は約80キロに達する。ロシアの侵攻を受けるウクライナに提供されている米軍の高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」は6発の227ミリロケット弾を発射することができるが、天舞は12発で2倍の火力を誇る。