【世宗聯合ニュース】韓国企画財政部は11日公表した経済動向報告書(グリーンブック)11月号で、最近の韓国経済について「外部要因などによる物価の高止まりが続き、マインド面も影響を受ける中、輸出が振るわず、景気減速の懸念が持続している」と分析した。6月から6か月連続で景気減速に懸念を示した。

 10月の消費者物価指数は公共料金の引き上げや加工食品の値上がりが影響し、前年同月比5.7%上昇した。上昇率は前月(5.6%)を上回った。

 10月の輸出額は前年同月比5.7%減の524億8000万ドル(約7兆4700億円)だった。前月まで23か月連続で増加していたが、2年ぶりに減少に転じた。11月1〜10日の輸出額も前年同期比2.8%減となった。

 一方、消費と雇用の指標は好調が続いている。

 10月のクレジットカード利用額は前年同月比10.1%増加した。増加率は8月(18.4%)、9月(12.0%)に比べるとやや縮小した。百貨店の売上高は7.0%、韓国製乗用車の国内販売は5.5%、それぞれ増加した。

 10月の就業者数は前年同月比67万7000人増の2841万8000人だった。15歳以上の就業率は62.7%と前年同月から1.3ポイント上昇した。

 政府は「物価と経済の安定へ総力を挙げて対応する。輸出や投資の活力向上と内外のリスクの管理に万全を期し、構造改革の努力も加速させる」との方針を示した。