【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は156人が死亡したソウル・梨泰院の雑踏事故を巡り、「漠然と政府の責任だというのは望ましくない」とし、「科学に基づいた強制捜査を迅速に進めて梨泰院惨事の真相を究明し、法的責任を明確にすべきだ」と述べた。10日の首席秘書官との会合での発言を、大統領秘書室の金恩慧(キム・ウンヘ)広報首席秘書官が11日に伝えた。

 大手紙の朝鮮日報は、尹大統領が同会合で「必要ならば政務的責任も問う」と述べたと報じ、尹大統領が東南アジア歴訪後に警察を管轄する行政安全部の李祥敏(イ・サンミン)長官を更迭することを示唆したとの見方が出たが、金氏は「徹底した真相究明後に権限に基づいて厳正に責任を問うという原則的な発言だった」と説明した。

 尹大統領は11日、カンボジアとインドネシアを訪問するため、ソウル南方の京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)を出発した。4泊6日の日程で、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議や主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席するほか、韓米日首脳会談や韓米首脳会談などを行う。