【ソウル聯合ニュース】韓国科学技術情報通信部は14日、10月の情報通信技術(ICT)分野の輸出額は178億7000万ドル(約2兆4840億円)で前年同月に比べ10.3%減少したと発表した。4カ月連続で前年同月比マイナスとなった。

 昨年は新型コロナウイルス流行の影響で電子機器の需要が高止まりしたが、感染対策の行動規制が解除された今年後半ごろから世界的な消費意欲の低下や電子機器需要の減少が見られ、半導体メモリーのDRAM価格も下落している。ICT輸出額は前月に3カ月ぶりに200億ドルを回復したものの、10月は再び200億ドルを下回った。

 輸出を品目別にみると、半導体は94億1000万ドルで前年同月比16.2%減少した。ディスプレーが9.6%、コンピューター・周辺機器も30.9%、それぞれ減った。一方、携帯電話は部品の輸出増とサムスン電子の折り畳み式スマートフォン(スマホ)の新製品効果で13.0%増加した。

 国・地域別の輸出額もそろってマイナスだった。減少率は中国が16.0%、米国が13.9%、日本が5.3%、欧州連合(EU)が4.6%の順に大きい。

 10月のICT輸入額は前年同月比13.6%増の137億6000万ドルで、ICT輸出入統計の作成が始まった1996年以降で最大を記録した。29カ月連続の増加。韓国通貨ウォンの対ドルでの下落と原材料価格上昇、システムLSI(大規模集積回路)生産拡大に伴う部品の輸入増が影響した。 

 輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は41億1000万ドルの黒字だった。黒字額は前月(79億4000万ドル)と前年同月(78億ドル)をともに大きく下回った。