【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相は17日、朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、韓米日首脳が北朝鮮の核・ミサイル脅威を抑止するため米国の核戦力などで同盟国を守る「拡大抑止」の強化で合意したことを非難し、軍事的対応を取る可能性を示唆した。崔氏の談話発表は今年6月の外相就任以降で初めて。

 崔氏は「米国が同盟国に対する『拡大抑止力の提供強化』に執着するほど、朝鮮半島と地域で挑発的かつ虚勢的な軍事活動を強化するほど、われわれの軍事的対応はさらに猛烈になる」と主張。「米国は必ず後悔する賭けをしていることを悟るだろう」と威嚇した。

 韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と米国のバイデン大統領、日本の岸田文雄首相は13日にカンボジア・プノンペンで開いた首脳会談で、対北朝鮮で拡大抑止を強化するため協力することなどを盛り込んだ共同声明を採択した。北朝鮮が7回目の核実験に踏み切る場合、国際社会の強力で断固とした対応に直面するとも警告した。

 崔氏は、3カ国が北朝鮮の軍事的措置を「挑発」と断定し、こうした共同声明を採択したことに「厳重な警告の立場を表明する」としながら、3カ国会談が「朝鮮半島情勢をさらに予測不可能な局面へ追い込むだろう」と指摘。「近ごろ米国と追従勢力が大規模な侵略戦争演習を続けざまに行ったが、われわれの圧倒的な対応をけん制するどころか、むしろ彼らの安全保障危機を高める格好になったことを思い起こすべきだ」と主張した。

 崔氏は、今年6月に開かれた朝鮮労働党中央委員会第8期第5回総会拡大会議で第1外務次官から外相に昇進した。