23年の成長率1.7%に下方修正 物価上昇率も小幅引き下げ=韓国中銀
経済成長率の見通しは2%台と見込まれる韓国経済の潜在成長率を下回り、新型コロナウイルスの影響でマイナス成長となった2020年(マイナス0.7%)、世界金融危機を経た09年(マイナス0.8%)を除けば2000年以降で最も低い水準となる。
また、3%台の物価上昇率は今年を除けば世界金融危機が始まった08年(4.7%)以来の高水準。韓国銀行の物価安定目標である2%を大幅に上回っており、来年もインフレの流れは続くとの見方を示したといえる。
修正後の経済成長率見通しはアジア開発銀行(ADB、2.3%)、国際通貨基金(IMF、2.0%)、格付け大手のフィッチ・レーティングス(1.9%)、経済協力開発機構(OECD、1.8%)、韓国開発研究院(KDI、1.8%)など多くの機関より低く、韓国金融研究院(1.7%)と同一となっている。