北朝鮮が東西海上へ130発砲撃 韓国軍「南北合意違反」=韓米日制裁に反発か
合同参謀本部は「海上緩衝区域内への砲撃は明白な南北合意違反」とし、韓米間の緊密な連携のもと、関連動向を追跡・監視するとともに、万一の状況に備えて対応体制を強化していると説明した。
北朝鮮による砲撃は約1カ月ぶり。先月3日に金剛郡付近から東の海上に約80発の砲弾射撃を実施した。同日には大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」1発と短距離弾道ミサイル5発も発射している。これらは韓米の大規模な空軍合同訓練「ビジラント・ストーム」への反発とみられていた。
北朝鮮の挑発行為は先月18日にICBM「火星17」を発射して以来、17日ぶり。北朝鮮は同ミサイルの発射に成功したと発表した。
今回の砲撃は在韓米軍が韓国北部の鉄原で実施する多連装ロケットシステム(MLRS)の発射訓練への反発とみられる。同訓練はこの日から6日まで行われ、MLRSの発射訓練は韓米が合同で行う。韓国軍は訓練を計画通りに進めるとしている。
また、韓米日が2日に同時に実施した北朝鮮への追加制裁への反発との見方もある。