韓国 けさのニュース(1月5日)
韓国の大統領室は北朝鮮が再び韓国の領土を侵犯する場合、2018年の「平壌共同宣言」の効力を停止する案も検討している。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が北朝鮮の無人機侵入を受け、南北軍事合意の効力停止の検討を指示したことの延長線とみられる。一方、韓国政府は南北軍事境界線付近での拡声器を使った宣伝放送や電光板掲示、ビラ散布の再開を検討しているようだ。南北軍事合意の無効化の実質的な措置となる。
◇きょうから中国発の入国者に陰性証明書の提出義務付け
政府は5日から、中国(香港とマカオ除く)から韓国行き航空機に搭乗する韓国人と外国人に対し、48時間以内に行った新型コロナウイルスのPCR検査または24時間以内に実施した医療用迅速抗原検査での陰性証明書の提出を義務付ける。7日からは香港とマカオからの入国者にも陰性証明書の提出を求める。陰性証明書の提出を免除されるのは、葬儀への参列など人道目的の渡航者のほか、公務による海外出張者、満6歳未満、感染判明から10〜40日の人。それ以外は全員提出が義務付けられる。
◇電力消費量減少に転じる 電気料金値上げが影響
韓国電力の電力販売量統計によると、昨年の電力消費量は10月まで前年同月比で増加傾向が続いたが、11月に初めて0.8%減少した。昨年10〜12月期に過去最大幅の電気料金値上げが行われ、電力消費にも影響を及ぼしたものと分析される。世界的なエネルギー価格の高騰が続く中で、政府はエネルギー源の輸入額と韓国電力の赤字を削減するためには段階的に電気料金を引き上げ、電力消費の効率を高める必要があると判断している。
◇新規コロナ感染者6万4106人 前週比約7300人減
中央防疫対策本部は5日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から6万4106人増えたと発表した。新規感染者数は前週の同じ曜日に比べ約7300人減少した。重症者は571人で、5日ぶりに600人を下回った。