韓国 けさのニュース(1月9日)
気象庁によると、9日午前1時28分ごろ、ソウル近郊・仁川市江華郡の西25キロの海域でマグニチュード(M)3.7の地震が発生した。震源の深さは19キロだった。発生直後はM4.0と推定されたために「地震早期警報」が発表され、首都圏で携帯電話に速報メッセージが配信された。気象庁はその後、M3.7に修正した。仁川では室内にいる人のほとんどが揺れを感じ、眠っている人が目を覚ます程度だったという。これまでに被害の情報はない。ソウルと京畿道でも揺れが感知された。
◇大統領室 教育文化首席秘書官新設し改革加速へ
尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の発足2年目を迎え、教育改革を加速させるため大統領室に教育文化首席秘書官を新設する方策が検討されている。現在大統領室で教育改革業務を担当しているのは社会首席室傘下の教育秘書官室だが、政府の3大改革課題である労働・年金・教育問題を全て所管しており、過度な負担がかかっているとされる。教育文化首席秘書官が新設されれば、社会首席室傘下の教育・文化体育秘書官室を管轄する形になるとみられる。
◇安哲秀氏 きょう与党代表選への出馬表明
与党「国民の力」の安哲秀(アン・チョルス)国会議員は9日午前、国会で記者会見を開いて党代表選への出馬を表明する。安氏陣営の選挙対策委員長は李明博(イ・ミョンバク)元大統領に近い親李派だった尹錫悦大統領直属の国民統合委員会委員、金栄宇(キム・ヨンウ)元自由韓国党議員が務める。選対委総括本部長には金度植(キム・ドシク)前ソウル市政務副市長が内定した。一方、先月27日に出馬を表明した金起ヒョン(キム・ギヒョン)議員は同日午後、選挙事務所の開所式を開く。
◇竜山消防署長を今週送検 雑踏事故の捜査終了へ
ソウルの梨泰院で159人が亡くなった雑踏事故を捜査する警察庁特別捜査本部は、事故当日に救助指揮を担った竜山消防署のチェ・ソンボム署長を今週中に業務上過失致死傷の容疑で送検する方針だ。チェ氏は警察からの対応要請に適切な措置を取らず事故を招き、事故発生後も救助指揮を怠って人命被害を拡大させた疑いが持たれている。チェ氏が送検されれば、雑踏事故の直接的な責任者とされる竜山区の地域機関トップに対する捜査が終了する。
◇新規コロナ感染者1万9106人 約2カ月ぶり低水準
中央防疫対策本部は、9日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1万9106人増えたと発表した。新規感染者数は前週の同じ曜日に比べ約3600人減少し、約2カ月ぶりの低水準となった。