【ソウル、金浦聯合ニュース】韓国の超党派の国会議員でつくる「韓日議員連盟」の所属議員10人が12日、日本で松野博一官房長官らと面会するため金浦空港を出発した。

 与党「国民の力」からは韓日議連の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)会長や金碩基(キム・ソッキ)副会長ら5人、最大野党「共に民主党」からは議連の尹昊重(ユン・ホジュン)幹事長や金漢正(キム・ハンジョン)常任幹事ら5人が参加した。

 一行は12日夕、在日本大韓民国民団(民団)中央本部主催の夕食会に出席する。

 13日には日韓議連との懇談会や民団の新年式に参加するほか、松野氏と面会する。14日に帰国する予定だ

 12日には徴用問題を巡り、ソウルで外交部と鄭氏が共催する公開討論会が開かれたことから、日本側と同問題の解決策に関する意見交換も行われるとみられる。

 鄭氏は出国前、記者団に対し、「強制徴用問題の(韓国側の)公式の解決策は、政府案ができていないため伝える段階には至らないだろう」とし、「両国関係が過去の良好な時代に戻らなければならないという共感が形成された局面で、両国の外交努力を補完する(立場で)連盟として努力を傾ける考え」と述べた。