◇雑踏事故の特別捜査本部 きょう捜査結果発表

 159人が死亡したソウル・梨泰院の雑踏事故を捜査する警察庁特別捜査本部は13日、捜査結果を発表して74日間におよんだ活動を終える。特別捜査本部は梨泰院を管轄する竜山区庁と竜山警察署、ソウル警察庁、竜山消防署の関係者に対する捜査を進め、朴熙英(パク・ヒヨン)竜山区長や李林宰(イ・イムジェ)竜山警察署前署長らを逮捕するなど主な11人を業務上過失致死傷などの容疑で送検した。一方、行政安全部とソウル市については法的責任を問うのが難しいとして「嫌疑なし」とした。これにより、実務者のみを処分する「トカゲのしっぽ切り」ではないかとの批判が出ることも予想される。

◇中銀が0.25%利上げ 年3.5%に

 韓国銀行(中央銀行)は13日に定例の金融通貨委員会を開き、政策金利を年3.25%から3.50%に引き上げた。0.25%の利上げは昨年11月に続き2会合連続。史上最長の7会合連続の金利引き上げとなった。

◇米高官「朝鮮半島非核化の約束変わらず」 核保有巡る尹大統領の発言受け

 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は12日の会見で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の「独自の核を保有することもあり得る」との発言に対し「バイデン米大統領は朝鮮半島の完全な非核化を約束し、これは変わっていない」と述べた。カービー氏は、韓国政府が核兵器にこだわっているわけではないことを明らかにしたとしながら、韓米は共同で拡大抑止の強化を議論していると説明した。

◇先月の輸出物価指数6%下落 下落幅13年8カ月ぶり高水準

 韓国銀行(中央銀行)が発表した昨年12月の輸出入物価指数によると、輸出物価指数(2015年=100)は前月比6.0%下落した118.03だった。2カ月連続の下落で、前月比の下落幅は09年4月(6.1%下落)以来13年8カ月ぶりの高水準となった。ただ、前年同月と比べると3.1%高い。ウォン安や国際原油価格の下落、世界的な需要不振などが重なり、石炭・石油製品、化学製品、コンピューター・電子・光学機器などの価格が下落した。

◇旧正月連休中の交通渋滞 ソウル市内は22日がピーク

 ソウル市は交通量が増加する旧正月連休(21〜24日)について、市内の道路は旧正月当日の22日午前11時から午後9時まで渋滞が発生するとの見通しを示した。22日に渋滞発生が予想される主な道路は京釜高速道路、首都圏第1循環高速道路、西部幹線路、盆唐水西路、東部幹線路、江辺北路、オリンピック大路など。前日の21日は午後から一部の区間で渋滞があるものの、全般的にスムーズに流れると予想される。23日は午前11時から午後5時まで一部の区間が混雑した後、解消に向かう見通しだ。

◇新規コロナ感染者3万9726人 前週比約1万7千人減

 中央防疫対策本部は13日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から3万9726人増えたと発表した。新規感染者数は前週の同じ曜日に比べ約1万7000人少ない。