北の無人機対応 作戦・訓練が不十分=韓国軍が監査結果報告
合同参謀本部が国防委員会を翌日に控え、北朝鮮無人機への対応に関する監査結果を報告した。
軍は不備を認めながらも問責の範囲や内容については報告資料に明示せず、内部監査の限界が示されたとの批判が予想される。
合同参謀本部は報告で監査の結果、北朝鮮の小型無人機への脅威認識が核やミサイルより低く、現在の北朝鮮無人機の作戦遂行体制は小型無人機への対応に効果的ではないと説明。不十分な対応には実質的な防空訓練が足りなかったことを原因として挙げた。また、現実的な制約として、レーダーに民間航空機や鳥の群れ、ドローンなど数千の航跡がとらえられ、対応に限界があると釈明した。
代案としては、小型無人機に適合した作戦遂行体制の策定、四半期別の合同防空訓練など実戦的な訓練実施、局地防空レーダーなどの配備調整などを示した。