【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は23日に定例の金融通貨委員会を開き、政策金利を年3.50%で据え置いた。先月まで7会合連続で利上げを実施したが、景気は減速傾向で、追加利上げが消費・投資をさらに冷え込ませる恐れもあることから、今回は様子見としたようだ。

 韓国銀行は2021年8月に0.50%だった政策金利の引き上げを開始し、1年5カ月で計3%利上げした。特に22年4月から今年1月までの7回は会合のたびに利上げを実施した。

 今回利上げを見送った背景には景気の先行きへの懸念がある。輸出不振などが響き、韓国の実質国内総生産(GDP)は22年10〜12月期に前期比0.4%の減少に転じた。2月の輸出は5カ月連続の前年同月比減少となる可能性があり、23年1〜3月期のGDPもマイナス成長が続くという見方も出ている。

 輸出減に加え、物価上昇により民間消費も冷え込んでいる。2月の消費者心理指数は90.2と、基準値(100)を下回ったまま前月から0.5ポイント低下した。

 今後、米国の金融引き締めが予想より長引くことで韓国からの資金引き揚げや急速なウォン安ドル高が進行する場合や、公共料金の引き上げなどが影響し、韓国銀行の期待とは異なり3月以降も消費者物価上昇率が5%台から下がらない場合、韓国銀行がもう1回ほど利上げに動く可能性はある。

 現在、米国との金利差は最大1.25%(米国4.50〜4.75%、韓国3.50%)となっている。