尹大統領が輸出活性化へ支援約束 コンテンツなどに重点
会議には関係閣僚・次官と大統領室関係者、民間企業の役員らが出席した。
会議の冒頭、尹大統領は「輸出が鈍化し貿易赤字が続けば、海外への依存度が高い韓国経済は非常に厳しくなる」と危機感を示し、輸出とスタートアップの活性化が必要だと強調した。
官庁ごとに輸出戦略を綿密に点検するとともに、政府レベルで協力しながら企業の輸出を後押しするよう求めた。尹大統領自身も外交の中心に経済と輸出を据えると約束した。
尹大統領は原子力発電や防衛産業、建設、農水産・食品、コンテンツ、バイオなど12分野の輸出を集中的に支援する方針を打ち出した。
特に「K(韓国)コンテンツは世界的な人気を集め、輸出が拡大している。関連分野への効果も考えると、多大な経済的な価値を生み出している」と述べ、コンテンツをファッションや観光、食品、IT分野とも連携させて高付加価値化するよう促した。この日の会議には総合コンテンツ大手のCJ ENMや中堅ゲーム会社のクラフトン、人気ドラマの制作会社の関係者のほか、俳優のパク・ソンウンさんも出席した。
尹大統領は2次電池や電気自動車(EV)、造船といった製造業に対しても輸出支援を拡大すると述べた。