【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部によると、27日に中国から仁川国際空港に到着した2114人のうち、短期滞在外国人190人が空港の検査センターで新型コロナウイルスのPCR検査を受けたが、このうち陽性と判明した人はいなかった。

 中国での感染急拡大を受け、韓国政府が先月2日に中国から入国する短期滞在外国人に対し到着後のPCR検査を義務付けてから感染者が確認されなかったのは5回目。前日まで空港で検査を受けた短期滞在外国人は1万4824人で、このうち832人が陽性だった。累計陽性率は5.6%。

 韓国政府は中国内の新型コロナ感染状況が落ち着いており、中国からの入国者の陽性率も0.6%(2月第3週)に低下したことを挙げ、空港でのPCR検査義務を来月1日に廃止する。ただ、中国からの入国者に求めている韓国入国前の検査義務は来月10日まで維持する。