【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の李度勲(イ・ドフン)第2次官が来週オーストリアで開かれる国際原子力機関(IAEA)の定例理事会に出席し、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出を巡る問題に対する関心を喚起し、IAEAレベルでの協力を要請する。同部の任洙ソク(イム・スソク)報道官が2日の定例会見で発表した。

 

 李氏はIAEAのグロッシ事務局長と面会し、処理済み汚染水の海洋放出問題のほか、ウクライナ国内の原発の安全や北朝鮮の核活動など主要懸案について話し合う予定という。

 任氏は「今回の訪問を通じて日本の汚染水が安全な方式で処理されるようIAEAの徹底した検討を要請するなどわが政府の立場を伝達し、協議する予定」と説明した。