米空軍の偵察機 北ミサイル発射前後に朝鮮半島東に出動=黄海にも
航空追跡サイトによると、14日午前7〜8時ごろ、RC135Sが日本の沖縄から東海に飛行する航跡が確認された。同機は北朝鮮のミサイルの航跡や着弾地点などを捉えたとみられる。北朝鮮はこの日午前7時41分ごろから同51分ごろにかけ、南西部の黄海南道・長淵付近から東海へSRBM2発を発射したとされる。
その後、RC135Uが韓国を東西と南北方向に通過し、黄海上空を長時間飛行するなど、午後にかけて監視活動を行った。
米空軍に2機しかないRC135Uは、敵のレーダーが発信する電波を捉えて敵の防空網を分析する。ミサイル基地から発信される電波情報を収集する任務も遂行する。
米国が最新の偵察機2機を朝鮮半島上空に出動させたのは、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射も含め、北朝鮮のさらなる挑発の動きを監視することが目的とみられる。
北朝鮮は韓米が13日から23日までの予定で実施している合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾、FS)」に強く反発。12日に東部の咸鏡南道・新浦沖で潜水艦から巡航ミサイル2発、14日もSRBMを2発、それぞれ発射した。
韓米の合同演習期間中、米軍は朝鮮半島に偵察機を頻繁に出動させると予想される。