【ソウル聯合ニュース】韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は19日、首相公邸で行われた政府と与党の協議会の冒頭、世界の主要国が韓日関係改善に向けた韓国大統領の決断を評価し、尊重しているとしたうえで、16日の韓日首脳会談について「多様な分野で未来志向的な協力を拡大することで合意した。選択ではなく必ず進むべき必須の方向だ」と述べた。

 韓氏は「12年ぶりに両国間のシャトル外交が再開された。経済、安全保障、先端産業の発展、供給網の再編、気候変動など国際課題が山積した状況で、韓日の協力が過去の不幸な歴史に足を引っ張られてはならないという認識が大統領に両国関係改善に向けた主導的な決断をさせたと信じている」と語った。

 そのうえで「政府は党と協力し、韓日関係がさらに大きく発展し、世界に寄与できるよう滞りなく後続措置を進めていく」と説明した。

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権発足2年目の今年は主要改革課題を含む国政課題を本格的に実行し、目に見える成果を出さなければならないとし、国民の意見にさらに耳を傾け、課題や懸案について十分に説明できるよう努力するとの考えを示した。