【ソウル聯合ニュース】韓国産業通商資源部が20日発表した2月の自動車産業動向によると、同月の自動車輸出額は前年同月比47.1%増の56億ドル(約7400億円)で、昨年12月(54億2000万ドル)を抜いて単月で過去最高を更新した。このうちエコカーの輸出額は初めて20億ドルを突破した。

 自動車の生産、国内販売、輸出はそろって7カ月連続で伸びている。

 2月の輸出台数は前年同月比34.8%増の22万2934台で、2019年5月(約22万5000台)以来の高水準だった。

 中でもエコカーは61.6%増の約6万3000台と、単月で初めて6万台を上回った。内訳は電気自動車(EV)が3万843台(76.6%増)、ハイブリッド車(HV)が2万6033台(48.8%増)、プラグインハイブリッド車(PHV)が5945台(51.0%増)など。

 エコカーは単価が高く、輸出額は20億2000万ドルで83.4%増加した。6カ月連続のプラスで、先月は単月として過去最高を記録した。自動車全体の輸出額に占める割合は36.1%となった。

 2月の生産台数は車載半導体の需給逼迫が緩和された影響で34万3575台と、前年同月比30.2%増加した。

 国内販売台数は19.6%増の14万7031台だった。このうちエコカーが約4万5000台で、32.1%伸びた。