【ソウル聯合ニュース】韓国世論調査会社のリアルメーターが1日に発表した調査結果によると、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は前週から1.9ポイント上昇した34.5%となった。不支持率は2.1ポイント下落した62.6%だった。

 同社の調査で4月第1週から下落が続いていた尹大統領の支持率は4週間ぶりに上昇に転じた。

 リアルメーターは、支持率上昇は尹大統領の訪米が評価された結果だとして、好評だった米上下両院合同会議での演説が今後の支持率上昇にもプラスに作用するだろうと分析した。

 政党支持率は保守系与党「国民の力」が0.7ポイント上昇の35.2%で、2週連続上昇した。革新系最大野党「共に民主党」は1.0ポイント下落の44.7%で、2週連続下落した。両党の支持率の差は、前週の11.2ポイントから9.5ポイントに縮まった。

 共に民主党の支持率は、2021年の党大会で代表に選出された宋永吉(ソン・ヨンギル)氏陣営の関係者らが宋氏の当選のため違法な資金を同党の国会議員らに渡したとされる疑惑の影響で当分横ばいか下落が続くとの見通しをリアルメーターは示した。

 革新系野党「正義党」の支持率は3.5%。無党派層は14.4%で前週に続いて尹政権発足以来最高を記録した。

 調査は24日から28日まで、全国の18歳以上の2507人を対象に実施された。