【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は2日の閣議で、先週に行ったバイデン米大統領との首脳会談について、「今回の会談の結果と成果は一つの始まりにすぎない」として、「(韓米協力の)領域は拡大し続け、両国国民の機会はさらに大きくなると考える」と述べた。

 尹大統領は先月24〜30日に国賓として米国を訪問した。

 尹大統領は「韓米同盟は『価値同盟』の土台の上に安保同盟、産業同盟、科学技術同盟、文化同盟、情報同盟という五つの柱を立てた」とし、「これら5分野の協力が拡大し、シナジー効果を発揮しながら『未来に向けて前進する、行動する韓米同盟』が実現すると思う」と述べた。

 首脳会談で発表し、今回の訪米の最大の成果とされる「ワシントン宣言」については、「韓米安保同盟は核をベースにした新しいパラダイムにアップグレードされた」とし、「米国の核の運用に関する情報共有、共同計画、共同実行のプロセスでワシントン宣言をしっかり具体化していくことが重要」と強調した。

 そのうえで、「相手の善意に頼る偽の平和ではなく、圧倒的な力による平和で未来世代が安心して夢を育むことができる強固な安全保障を構築する」と述べた。