【ソウル、東京聯合ニュース】韓国金融大手の新韓金融グループは3日、韓国と日本のスタートアップ企業に投資するファンドを組成すると発表した。韓国から日本に進出するスタートアップ企業の支援と日本でのスタートアップ企業育成を目的に、500億ウォン(約50億9000万円)規模のファンドを5〜6月にも組成する予定だ。

 韓国から新韓金融グループ傘下の新韓ベンチャー投資が、日本からはみずほ銀行と、みずほフィナンシャルグループのコーポレートベンチャーキャピタルであるみずほイノベーション・フロンティアが出資を検討しているとされる。ファンドの運営は日本のベンチャーキャピタル、グローバル・ブレインが担う。

 日本経済新聞によると、投資対象は限定しないが、最先端の研究技術を生かしたディープテックやヘルスケア、デジタル分野の企業を優先的に発掘する。投資額は1社当たり5000万〜1億円。 

 ファンドの組成は、昨年11月に新韓金融がスタートアップ企業育成のため日本で発足させたプログラム「新韓フューチャーズラボジャパン」の取り組みの一つとなる。