【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は9日の閣議で、韓日関係について、「少し前までは想像もできなかったことが今、韓日間で行われている」として、「自由民主主義の価値を共有する両国が交流・協力しながら信頼を築いていけば、韓日関係が最も良好だった時代も超え、新しい未来を開拓できる」と述べた。

 尹大統領は韓国を訪問した日本の岸田文雄首相と7日、首脳会談を行った。

 尹大統領は「3月の私の日本訪問により韓日の(首脳が相互に往来する)『シャトル外交』が復活するまで12年の歳月が必要だったが、両国首脳が行き来するのに2か月もかからなかった」と述べ、12年ぶりに両国のシャトル外交が再開されたことを強調した。

 また、岸田首相が会談後の共同記者会見で徴用問題を巡り、「当時、厳しい環境で多数の方々が大変苦しい、悲しい思いをされたことに心が痛む思いだ」と発言したことにも言及し、「暗い過去の歴史から目を背けず、真摯(しんし)な気持ちで向き合えば、両国が直面している困難を克服し、新しい未来を切り開くことができる」と述べた。