【ソウル聯合ニュース】韓国軍制服組トップの金承謙(キム・スンギョム)合同参謀本部議長は9日、来韓中のマッコンビル米陸軍参謀総長と面会し、朝鮮半島の安全保障情勢に対する認識を共有するとともに両国の軍当局の協力促進について話し合った。

 金氏は「(韓米首脳が4月下旬に発表した)拡大抑止強化を盛り込んだワシントン宣言の合意内容を軍事的に下支えできるよう、堅固な韓米同盟と確固たる連合防衛体制を持続的に維持することが重要だ」と言及した。

 マッコンビル氏は「韓国は米国の最も強力な同盟国で、地域の平和と安定には相互の緊密な協力が何より重要だ」と応じ、「韓国防衛のため米陸軍の資産が朝鮮半島に適時投入されるよう努力する」と述べた。

 両氏は「今後も韓米同盟は敵の脅威に徹底して備え、米国の拡大抑止の実効性強化など『行動する同盟』を具現化する」との意見で一致した。

 この場にはラカメラ韓米連合軍司令官(在韓米軍司令官兼務)も同席した。

 マッコンビル氏は2022年2月の来韓時にも当時の合同参謀本部議長と意見交換し、同年11月に訪問した際は当時の陸軍参謀総長、国防部長官と面会した。