◇韓米日の北ミサイル警戒情報共有を「協議中」 韓国国防部

 国防部は9日、韓国と米国、日本の3カ国が北朝鮮のミサイル警戒情報を即時共有する方法を協議中だと明らかにした。同部のチョン・ハギュ報道官は定例会見で、韓米日が北朝鮮の弾道ミサイルを探知・追尾する韓日のレーダーシステムを米国経由で連結し、ミサイル関連情報を3カ国で即時共有する方針を固めたとする日本の読売新聞の報道に関し、「具体的な実行策について協議が進められている。特に決まったことはない」と述べた。

◇汚染水巡る韓国視察団 3泊4日以上の日程で訪日

 東京電力福島第1原発にたまる処理済み汚染水の海洋放出問題を巡り、今月下旬に日本に派遣される韓国の視察団が3泊4日以上の日程で滞在することが9日、分かった。韓国政府は当初、23〜24日の日程で視察団を送る方針を示していた。だが、福島原発の視察だけで2日間かかるとみられ、少なくとも3泊4日の日程になるという。

◇尹大統領「制度を崩すのは一瞬」 前政権の政策と野党批判

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が就任1年を翌日に控えた9日の閣議で、文在寅(ムン・ジェイン)前政権と当時の与党だった革新系最大野党「共に民主党」を批判した。前政権が進めた理念先行の政策が最近の伝貰(チョンセ、保証金預託による住宅賃貸)や株式、暗号資産(仮想通貨)関連の詐欺を招き、これを是正する政策を実施したくても巨大野党の共に民主党に阻まれうまくいかないと、もどかしさをにじませた。

◇政府と与党 電気料金値上げを検討

 4〜6月期の電気料金の値上げが今週中にも決まる見通しであることが9日、分かった。政府や政界の関係者によると、政府と与党「国民の力」は10〜11日ごろに協議会を開き、韓国電力が赤字解消のために提示した計画について検討し、電気料金の値上げ幅について協議する方針だ。政府と国民の力は現在、有力な案として1キロワット時(kWh)当たり約7ウォン(約0.7円)の値上げを検討中だという。