【ソウル聯合ニュース】世論調査会社の韓国ギャラップが12日に発表した調査結果によると、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は前週より2ポイント高い35%で、4週連続30%台で推移している。不支持率も同じく2ポイント上がり、59%となった。

 支持する理由は「外交」(35%)が最も多く、「国防・安全保障」「対日関係の改善」(それぞれ6%)、「前政権の克服」(5%)と続いた。

 支持しない理由には「外交」(32%)、「経済・国民生活・物価」(12%)、「対日関係・徴用賠償問題」(7%)、「独断的・一方的」「コミュニケーション不足」(それぞれ6%)などが挙がった。

 尹大統領は7〜8日に来韓した日本の岸田文雄首相と首脳会談を行った。同会談について49%が「成果がなかった」と指摘し、理由として「実益なし」(14%)、「歴史問題を無視、(日本による)謝罪なし」(12%)、「(韓国が)譲歩・与えただけ」(11%) 「東京電力福島第1原発の処理済み汚染水問題」(10%)などを挙げた。

 「成果があった」との回答は33%だった。「韓日関係の改善」(32%)と「経済への寄与・輸出投資の誘致」(11%)を評価したほか、「未来志向的」「過去の歴史の整理・歴史問題解消に努力」「会談そのものに意味」(それぞれ8%)という意見もあった。

 政党支持率は保守系与党「国民の力」が35%、革新系最大野党「共に民主党」が32%で、いずれも前週から変わっていない。革新系野党「正義党」の支持率は5%。支持政党がないとする人は28%だった。

 調査は9〜11日、全国の18歳以上の1000人を対象に実施された。