【ソウル聯合ニュース】韓国軍制服組トップの金承謙(キム・スンギョム)合同参謀本部議長が11日から15日にかけてアラブ首長国連邦(UAE)とオマーンを訪問し、スーダンから韓国人を脱出させる作戦への両国の積極的な支援に謝意を示した。合同参謀本部が15日伝えた。

 スーダンを脱出した韓国人が陸路で移動する際、UAEが情報や警護要員を提供し、韓国人を自国民と同様に扱う意思を示したという。

 金氏は韓国とUAEの「特別戦略的パートナー関係」強化や防衛産業での協力強化などについてUAE側と話し合ったほか、現地に派遣されている韓国軍の「アーク部隊」を訪れ、将兵らを激励した。

 オマーンでは国防当局の高官と両国の交流・協力の拡大について話し合った。

 またスーダンからの韓国人の退避で航空便が利用できなかった場合に備え、派遣先のアフリカ東部ソマリア沖のアデン湾からスーダン周辺に移動した韓国海軍の「清海部隊」を訪れ、将兵らを激励した。