尹大統領「先端産業分野での韓日企業協力に期待」
大統領室によると、尹大統領は「優れた製造技術を保有する韓国企業と素材・部品・装備(装置や設備)の競争力が強い日本企業の相互補完的な協力が可能だ」と強調。19日から広島で開催され、尹大統領も出席する主要7カ国首脳会議(G7サミット)でも韓日が保健・グローバル供給網・気候変動などグローバルな課題での協力をさらに具体化させていくと述べた。
また、両国企業も相互補完的な協力を通じてグローバルな課題に共同で対応し、第三国に共同進出することでビジネスチャンスの創出、国際問題の解決、開発途上国の経済への寄与などで新たなビジョンを提示できるだろうと期待を示した。
韓日首脳が相互訪問する「シャトル外交」が復活するまで12年がかかったが、両国首脳が行き来するのに2カ月もかからなかったとし、両国企業の関係者も経済・産業・科学・文化・人的交流の分野で「スピード感を持って協力を推進してほしい」と要請した。
尹大統領は、韓国経済団体の全国経済人連合会(全経連)と日本の経団連が創設する「未来パートナーシップ基金」についても言及し、未来世代の交流を強調しながら「基金を通じて両国の青年の交流が活性化されるよう両国企業が多くの関心を持ってもらいたい」と要請した。
面会に出席した日韓経済協会の佐々木幹夫会長は、両国政府間の対話が加速化され、シャトル外交が再開され経済人としてこの上なくうれしいとし、尹大統領の英断と強い決断力に感謝すると述べた。
両国の企業トップらが集まる「韓日・日韓経済人会議」は16、17の両日、ソウルで4年ぶりに対面で開催される。