【ソウル聯合ニュース】韓国の産業通商資源部が16日発表した統計によると、4月の自動車輸出台数は前年同月比25.3%増の24万7399台、輸出額は同40.3%増の61億5600万ドル(約8370億円)だった。輸出額は単月で最高となった前月(65億1000万ドル)に及ばなかったものの、4月としては過去最高で、1〜4月の累計輸出額も232億ドルと同期では過去最高を記録した。電気自動車(EV)などエコカーがけん引役となっている。

 4月の輸出額を地域別にみると、北米向けが29億8800万ドルで最も多く、欧州連合(EU、10億700万ドル)、アジア(5億2100万ドル)、その他欧州(4億8000万ドル)、中東(4億7600万ドル)の順だった。

 中でもエコカー(乗用車)の輸出額は3か月連続で20億ドルを上回っている。4月は前年同月比55.8%増の20億5000ドルで、単月では前月(22億7000万ドル)に次いで2番目の大きさだった。

 エコカー輸出台数は6万3824台で前年同月比33.7%増加した。このうちEVが2万9731台(100.4%増)、プラグインハイブリッド車(PHV)が6809台(67.0%増)、ハイブリッド車(HV)が2万7256台(5.4%減)。

 4月の自動車生産台数は38万2265台で前年同月比24.7%増加した。しばらく混乱が続いていた供給網(サプライチェーン)の改善が後押しした。

 同月の国内販売は14万9374台で前年同月比4.3%増加した。国産車が6.9%増の12万8299台、輸入車が9.2%減の2万1075台だった。