徴用被害者宅をアポ無し訪問 韓国外交部「見舞いが目的だった」
19日から広島で開催され、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領も出席する主要7カ国首脳会議(G7サミット)の前に同部が被害者側に政府の立場を説明するとしていたこととの関連については、「全く関係なく、政府の(徴用賠償問題)解決策発表について直接訪問して説明しようとした」と説明した。
徴用訴訟で勝訴が確定した被害者のうち、南西部の光州市で暮らす李春植(イ・チュンシク)さんと梁錦徳(ヤン・グムドク)さんは日本企業の賠償支払いを傘下の財団に肩代わりさせる韓国政府の解決策の撤回を求め、外交部との面談を拒否している。
徴用被害者を支援する市民団体「日帝強制動員市民の集まり」は先ごろ、外交部関係者が約束なしに梁さんの自宅を訪問したものの当人に会えず、入院先の病院に贈り物とメモを残して帰ったと伝えた。
李さんの代理人も先ごろ、SNS(交流サイト)で外交部が贈り物とメモを李さんの自宅に置いて行ったとし「それ自体が圧迫にならざるをえない」と非難した。