◇自動車部品産業に1.5兆円投資 政府が戦略発表 

 産業通商資源部は23日、ソウル市内のホテルで「自動車部品産業戦略円卓会議」を開き、政府と民間が自動車部品産業に14兆3000億ウォン(1兆5000億円)以上の資金を投入する内容を柱とする「未来自動車転換・輸出支援対策」を発表した。同部は、今回の対策で電動化、知能化、自動運転などに代表される自動車産業のパラダイムシフトに先んじて対応し、モビリティー革命の出発点といえる自動車部品業界の対応を積極的に支援する方針だ。

◇24日打ち上げの国産ロケット 起立作業完了

 科学技術情報通信部と韓国航空宇宙研究院は、韓国が独自開発した初の国産ロケット「ヌリ」を南部の全羅南道・高興の羅老宇宙センターで発射台に固定し、垂直に立てる作業が完了したと発表した。3回目となる打ち上げでヌリは実用レベルの衛星を初めて搭載し、24日午後、打ち上げられる予定だ。23日午後には機体への電力供給、燃料と酸化剤充填(じゅうてん)のためのアンビリカルケーブルを連結し、推進剤漏れがないかなどを点検する。特に異常がなければ、この日予定する作業は午後7時までに終わる見通しだ。

◇労組全国組織の大規模集会で交通まひ 尹大統領「国民は容認し難い」

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は閣議で、労働組合の全国組織・全国民主労働組合総連盟(民主労総)が先週、1泊2日の大規模集会を開催したためソウル都心の交通がまひしたと指摘し、「国民の自由と基本権を侵害し、公共の秩序を崩壊させた民主労総の集会の形態は国民にとって容認し難い」と批判した。

◇盧武鉉氏死去から14年 与野党「盧氏の精神忘れない」

 盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の死去から14年を迎え、与野党は一斉に「盧武鉉精神」の継承を誓う一方、相手陣営をけん制した。与党「国民の力」のユン・ヒソク報道官は論評で「韓国社会が直面した無数の葛藤の中で、盧氏が見せた『統合と原則の価値』を思い起こす」として「国民統合と共生の価値を胸に刻み、足跡を記憶する」と強調した。最大野党「共に民主党」の姜仙祐(カン・ソヌ)報道官は「尹錫悦大統領によって私有化された法務部や検察、監査院などは野党を狩り、労組と国民を攻撃する」として「話の通じない大統領に脅かされる民主主義を守る」と尹政権を批判した。