韓国 きょうのニュース(5月24日)
科学技術情報通信部は24日午後に予定していた国産ロケット「ヌリ」の打ち上げを中止すると発表した。ヌリの打ち上げは今回が3回目で、同日午後6時24分、南部の全羅南道・高興の羅老宇宙センターから打ち上げられる予定だった。同部の呉泰錫(オ・テソク)第1次官は羅老宇宙センターで開いた記者会見で、「発射制御コンピューターと発射台設備制御コンピューター間の通信異常が発生した」と説明。「あす打ち上げが可能かどうかはシステム問題の原因解明と解決にかかっている」とした。
◇出生率0.81 1〜3月期で過去最低
統計庁が24日発表した「人口動向」によると、今年1〜3月期の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの推定数)は前年同期より0.06低い0.81で、同期として過去最低を更新した。合計特殊出生率は2019年1〜3月期に1.02となって以降、16四半期連続で1を下回っている。年初に出生数が増え、年末になるにつれて減少する傾向を踏まえると、下半期の合計特殊出生率はさらに下がる可能性が高い。
◇警察が元情報機関トップ2人の自宅を家宅捜索 職員の不正採用疑惑で
ソウル警察庁は、文在寅(ムン・ジェイン)前政権で情報機関・国家情報院(国情院)の院長を務めた朴智元(パク・ジウォン)氏と徐薫(ソ・フン)氏が在任中、自身の側近を国情院の関係機関の職員として不正に採用したとの疑惑を巡り、2人の自宅を家宅捜索した。警察は朴氏と徐氏が国情院長時代、自身の側近を国情院のシンクタンク、国家安保戦略研究院の職員に採用されるよう、不当に介入したとみている。
◇尹大統領の支持率 複数調査で40%超え
世論調査機関が発表した複数の調査結果で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率が40%を超えた。国民リサーチグループとエースリサーチがニューシスの依頼で21〜22日に全国の18歳以上の1006人を対象に実施した調査で、尹大統領の支持率は42.2%、不支持率は56.5%だった。支持率は3週連続で40%台を記録した。一方、チョウォンC&Iがストレートニュースの依頼で20〜22日に全国の18歳以上の2002人を対象に実施した調査では、尹大統領の支持率は41.2%、不支持率は57.2%だった。