【釜山聯合ニュース】世界の気候危機に対応するエネルギー分野の最新技術が一堂に会する大規模イベント「気候産業国際博覧会(World Climate Industry EXPO、WCE)」が25日、韓国南部・釜山の展示コンベンションセンターBEXCOで開幕した。27日まで。

 WCEは「気候危機を越え、持続可能な繁栄へ進む道」をテーマに産業通商資源部と環境部、科学技術情報通信部、海洋水産部、外交部など11の中央官庁と釜山市、大韓商工会議所、韓国貿易協会など14の関係機関が共催する。

 韓国のサムスン電子、LG電子、現代自動車と傘下の起亜、SKグループ、ポスコ、ロッテグループ、現代重工業、ハンファQセルズ、斗山エナビリティー、ドイツのメルセデス・ベンツとフォルクスワーゲン(VW)グループの韓国法人、ドイツのRWE、ノルウェーのエクイノールなど国内外の500社(2195ブース)がグリーンテクノロジーを紹介する。

 展示はクリーンエネルギーゾーン、エネルギー効率ゾーン、炭素中立(カーボンニュートラル)ゾーン、未来モビリティーゾーン、気候・環境技術ゾーンに分かれ、参加企業が太陽光、風力、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)、自動運転、水素タービン、小型モジュール炉(SMR)、カーボンフリーエネルギー、廃棄物処理などの分野で出展する。

 米紙ニューヨーク・タイムズは同日から2日間、「A New Climate」と題したイベントを開催し、国内外の著名人を招いて持続可能なモビリティー、海水面上昇、クリーンエネルギー、未来の燃料(脱炭素)などをテーマにした演説とパネル討論を行う。

 気候危機の克服を議論する国際カンファレンスもビジネス・都市・リーダーズサミットに分けて3日間開催される。