◇北朝鮮 軍事偵察衛星「6月に打ち上げ」

 北朝鮮の軍ナンバー2にあたる李炳哲(リ・ビョンチョル)朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長が30日、初の軍事偵察衛星を「6月にすぐ発射することになる」と朝鮮中央通信を通じて表明した。北朝鮮は前日、5月31日午前0時から6月11日午前0時までの間に人工衛星を打ち上げると日本に通知していた。李氏は「軍事偵察衛星1号機と新たに試験する予定の多様な偵察手段」について、「米国とその追従武力の危険な軍事行動をリアルタイムで追跡、監視、判別し、事前抑止と備え、共和国(北朝鮮)武力の軍事的準備態勢を強化する上で必須不可欠」と強調した。

◇グアムで足止めの韓国人観光客 続々帰国

 台風2号が直撃したグアムで国際空港の運用が再開され、韓国の航空各社が現地に向かわせた旅客機を利用して韓国人観光客が順次帰国している。台風による同空港の閉鎖により約3200人に上る韓国人客が1週間以上足止めされていた。現地の韓国公館は30日(現地時間)、「旅客機による輸送が順調に進んでおり、この様子ならあす(31日)には帰国が完了すると予想される」と説明した。

◇国会が最大野党議員の懲戒手続きへ 「仮想通貨」疑惑

 国会の倫理特別委員会は30日、全体会議を開き、 巨額の暗号資産(仮想通貨)を保有していた疑惑で最大野党「共に民主党」を離党した金南局(キム・ナムグク)議員に対する懲戒手続きに着手する。倫理特別委は金氏に対する懲戒案件を上程してから、特別委の倫理審査諮問委員会に回付する予定。国会法によると、国会議員に対する懲戒は▼公開会議での警告▼公開会議での謝罪▼30日以内の出席停止▼除名――がある。

◇新規コロナ感染者1万3529人 前週比約7800人減

 中央防疫対策本部は30日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1万3529人増えたと発表した。新規感染者数は前週の同じ曜日に比べ約7800人減少した。29日まで3連休で、検査件数が少なかった影響とみられる。