◇選管が監査院の監査拒否 子どもの優遇採用疑惑

 中央選挙管理委員会は2日、選管幹部の子どもを採用で優遇した疑惑に対する監査院の監査を拒否することを報道資料で明らかにした。憲法の条項で監査院の監査範囲に選管が入っていないことなどを理由に挙げた。一方、国会の国政調査や国民権益委員会の調査、捜査機関の捜査には誠実に応じる姿勢を示した。

◇軍が北朝鮮発射体の残骸回収に総力 衛星・ICBM技術の把握目指す

 軍と専門家は北朝鮮が打ち上げた「宇宙発射体」について、これまで蓄積してきた大陸間弾道ミサイル(ICBM)と人工衛星の技術が余さず詰め込まれているとみている。軍は、朝鮮半島西側の黄海上に墜落した発射体の残骸から北朝鮮が持つICBMや人工衛星の最新技術を把握するため、水深75メートルの海底に沈んでいる残骸の引き揚げ作業に総力を挙げている。北朝鮮は先月31日、軍事偵察衛星「万里鏡1号」を搭載した衛星運搬ロケット「千里馬1」を打ち上げたが、失敗して黄海に墜落したと発表した。

◇尹大統領の支持率35% 1ポイント下落

 世論調査会社の韓国ギャラップが発表した尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は35%で、前週より1ポイント下落した。不支持率は2ポイント上昇した57%となった。支持する理由には「外交」(40%)、「労働組合への対応」(6%)、「決断力・推進力・粘り強さ」「対日関係改善」「国防・安全保障」(いずれも4%)などが挙がった。調査は5月30日から6月1日まで全国の18歳以上の1002人を対象に実施された。

◇労組全国組織の執行部が警察出頭 違法集会の容疑

 労働組合の全国組織、全国民主労働組合総連盟(民主労総)傘下の全国建設労働組合(建設労組)がソウル中心部で先月開いた1泊2日の大規模集会に関し、民主労総執行部の3人が取り調べのため警察に出頭した。警察はこの3人を含め、集会に参加した民主労総や傘下労組の組合員ら29人について、主催者の順守事項に違反するなど違法集会を行った容疑で立件した。