◇北朝鮮「軍事偵察衛星の打ち上げ失敗」 10月に3回目と発表

 北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、2回目の「軍事偵察衛星」の打ち上げに失敗したと報じた。衛星運搬ロケットの1段目と2段目はいずれも正常飛行したが、3段目の飛行中に非常爆発システムに問題が発生したと伝えた。国家宇宙開発局は10月に3回目の打ち上げを断行するとの立場を表明したという。韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮はこの日午前3時50分ごろ、北西部の平安北道・東倉里付近から「宇宙発射体」を打ち上げた。韓国軍も「失敗」と評価した。北朝鮮は24〜31日に人工衛星を打ち上げると事前通告していた。

◇北朝鮮の飛翔体発射受けNSC開催

 国家安保室は24日、北朝鮮の弾道ミサイルと推定される飛翔(ひしょう)体の発射を受け、緊急の国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開催し、対応策を協議した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に関連内容を報告後、午前6時から趙太庸(チョ・テヨン)国家安保室長の主宰で行われた。会議に出席したNSCの常任委員は飛翔体の発射について「弾道ミサイル技術を活用した北のいかなる発射も禁じる国連安全保障理事会決議に対する重大な違反だ」と強く非難した。安保理決議を常習的に違反する北朝鮮に相応の代償を払わせ、海外の北朝鮮労働者搾取、ハッキング、海上で船舶間の積み荷を移し替えて密輸する「瀬取り」などの不法行為を遮断するため韓米日3カ国の連携を強化し、国際社会とも積極的に協力すべきだとの認識を共有した。

◇韓国中銀 政策金利3.5%で据え置き=5会合連続

 韓国銀行(中央銀行)は24日、定例の金融通貨委員会を開き、政策金利を年3.50%に据え置くと発表した。据え置きは5会合連続。

◇国産ロケット搭載のキューブ衛星 初の映像撮影成功

 国産ロケット「ヌリ」に搭載されて打ち上げられたキューブ衛星が、朝鮮半島の地表の映像を鮮明に撮影するのに成功した。韓国で開発されたキューブ衛星が地球を撮影し、映像を送る任務に成功したのは今回が初めて。開発元のカイロスペースによると、キューブ衛星「KSAT3U」は7日、韓国南部・慶尚南道の泗川と統営を撮影し、地上局に伝送することに成功した。映像はモノクロで横57キロ、縦32キロの面積を撮影したもので、30メートルの大きさの物体を見分けることができる解像度で撮影された。