【ソウル聯合ニュース】韓国の李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官は29日、米国で核兵器の運用やミサイル防衛を担うアンソニー・コットン戦略軍司令官とソウルで会談し、拡大抑止の実行力強化などについて意見を交わした。

 李氏は「韓米同盟が朝鮮半島の平和と安定の維持に持続的に寄与している」と評価し、「米戦略軍司令部は拡大抑止の核心戦力として同盟の抑止体制強化に大きく寄与してきた」と謝意を示した。

 また「韓米が核協議グループ(NCG)の運用を通じて拡大抑止の実行力を強化していく過程で戦略軍司令部の役割が重要だ」として協力を要請した。

 コットン氏は李氏に同意したうえで、「韓米同盟と連合防衛体制はいつにも増して強力であり、拡大抑止を含む韓国に対する米国の安保公約は堅固だ」と改めて確認した。

 また「朝鮮半島に対する米戦略兵器の可視性の向上など拡大抑止強化のために戦略軍司令部レベルでの役割を続けていく」などと応じた。