【ソウル聯合ニュース】韓国の国会倫理特別委員会小委員会は30日、巨額の暗号資産(仮想通貨)を保有していた問題などで最大野党「共に民主党」を離党した金南局(キム・ナムグク)議員(40)に対し、議員資格を失う「除名」とする案を否決した。採決で賛成3、反対3の同数になった。

 倫理特別委員会の倫理審査諮問委員会は先月20日、金氏に対し、最も重い懲罰である除名処分とするよう勧告していた。

 与野党は今月22日に開いた前回の倫理特別委員会小委員会で金氏の処分を決める方針だったが、金氏が来春の総選挙への不出馬を表明したことを受け、採決を延期していた。

 同氏は国会常任委員会の会議中に仮想通貨の取引を200回以上行ったことも問題視されている。