【ソウル聯合ニュース】韓国世論調査会社のリアルメーターが4日に発表した調査結果によると、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は35.4%で、前週から2.2ポイント下落した。下落は2週ぶり。

 不支持率は1.7ポイント上昇の61.1%で、2週ぶりに60%を上回った。

 リアルメーターの担当者は支持率の下落について、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出問題よりも歴史・理念問題が影響を与えたとの見方を示した。韓国ではこのところ、旧ソ連共産党への入党経歴が問題視されて陸軍士官学校内にある独立運動家・洪範図(ホン・ボムド)の胸像の移転が決まったことが論争を呼んでいる。

 同担当者は、長期化している汚染水放出問題は相当部分、支持率に反映されたため今後の支持率にさほど影響を及ぼさないだろうとの見解を示した。

 調査は8月28日〜9月1日に全国の18歳以上の2505人を対象に実施された。