汚染水放出 「環境保全の面から十分な情報共有が必要」=韓国政府
日本政府は、原発汚染水の放出は海洋投棄には当たらないため、ロンドン条約・議定書の枠組みで議論する事項ではないとの立場を貫いている。国際海事機関(IMO)は福島第1原発の汚染水について、韓国など当事国間の合意に基づきロンドン条約・議定書締約国会議で議論できるとの解釈を示している。
政府は一方、先月下旬の放出開始に合わせて福島第1原発内にある国際原子力機関(IAEA)事務所に派遣された韓国の専門家が、今週末まで現地で放出プロセスを点検すると伝えた。国務調整室の朴購然(パク・グヨン)第1次長は「これまでに専門家から送られた情報のうち、特に言及することはない。放出が特異事項なく行われている証しだ」と述べた。