【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領はインドネシアで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議、インドでの主要20カ国・地域(G20)首脳会議など一連の日程を終え、11日午前に帰国した。

 尹大統領と金建希(キム・ゴンヒ)夫人は大統領専用機でソウル空港(軍用空港、京畿道城南市)に到着し、与党「国民の力」の金起炫(キム・ギヒョン)代表と尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表、大統領室と政府の高官らに出迎えられた。金建希氏が持つバッグには2030年国際博覧会(万博)の釜山誘致を呼び掛けるキーホルダーがついていた。

 尹大統領は5日から5泊7日の日程で2カ国を訪問。開発途上国が温室効果ガスを削減し気候変動に適応できるよう支援する国際基金「緑の気候基金」(GCF)への資金拠出、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援計画を表明した。また、近く行われるとみられる北朝鮮とロシアの兵器取引を批判すると同時に、北朝鮮の非核化に向け国際社会の協力を促した。

 訪問先のインドネシアのジョコ大統領、インドのモディ首相ともそれぞれ会談し、防衛産業や先端技術、安全保障分野の協力を増進させることで一致した。