【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が13日に発表した雇用動向によると、8月の失業率は2.0%で前年同月に比べ0.1ポイント改善した。1999年6月に今の統計になって以降、8月としては最も低い。失業者数は前年同月比約4万1000人減の57万3000人だった。

 8月の就業者数は2867万8000人で、前年同月に比べ26万8000人増加した。今年に入り30万〜40万人台で推移していた増加幅は前月から20万人台に鈍化した。ただ、集中豪雨の影響により建設・農林分野で日雇い労働者の減少が目立った前月よりはやや拡大した。増加幅が前月より拡大したのは3月以来。

 8月の就業者数の増減を年代別にみると、60歳以上が30万4000人増加した一方で、それ以外の年代では減少した。15〜29歳では10万3000人、40代では6万9000人、それぞれ減少した。15〜29歳は10カ月、40代は14カ月連続減となっている。

 業種別では製造業(6万9000人減)が8カ月連続減少した。建設業は9カ月連続の減少となったものの、減少幅は1000人にとどまった。

 15歳以上の就業率は63.1%で、82年7月に月間統計を取り始めてから最も高かった。経済協力開発機構(OECD)との比較基準となる15〜64歳の就業率も69.6%で、統計を取り始めた89年以降で8月としては最高となった。