【ソウル聯合ニュース】ウクライナのゼレンスキー大統領は16日(現地時間)のオンライン演説で、韓国が先月インドで開かれた主要20カ国・地域首脳会談(G20サミット)期間中に表明した財政支援について謝意を表明した。

 ドイツのDPA通信によると、ゼレンスキー氏は演説で各国の支援について言及。韓国については「新たな財政支援に関する合意に感謝する」と述べた。

 韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領はインド・ニューデリーで開かれたG20サミットのセッションで、ロシアの侵攻を受けるウクライナに2024年に3億ドル(約443億円)を無償支援するほか、25年以降は有償援助基金の対外経済協力基金(EDCF)を通じて中長期的に20億ドル以上を支援する方針を表明した。

 韓国はこのほど元喜龍(ウォン・ヒリョン)国土交通部長官率いる官民合同の「ウクライナ再建協力代表団」を同国に派遣し、ウクライナ側と支援に向けた協定を締結している。