韓国首相が23日杭州で習近平氏と会談 時間・会場を調整中
習氏は23日に杭州アジア大会の参加国関係者を昼食会に招いた後、同日夜に開会式に出席する。韓氏がこの昼食会に出席した後、開会式が始まる前までに習氏と会談する方向で両国は検討を進めているようだ。
韓中のトップクラス会談は、今月7日にインドネシア・ジャカルタでの東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議を機に韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と中国の李強首相が会談して以来、16日ぶりとなる。また、尹大統領と習氏による首脳会談は昨年11月、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が開かれたインドネシアのバリ島で行われている。
韓氏は今回の習氏との会談で、韓中日首脳会談の早期開催を働きかける見通しだ。尹大統領が昨年の習氏との会談で言及した同氏の訪韓も改めて要請するとみられる。
韓国政府としては中国との首脳級・高官交流を積極的に推進することで関係改善の意思を伝えるとともに、北朝鮮とロシアの急接近にけん制のシグナルを送る意図もありそうだ。
韓氏は19日の記者会見で杭州訪問について、これまでなら文化体育観光部長官が大会開会式に出席するところを首相が出掛けるとしながら「首相が行くことを『韓中関係がうまく進むと良い』という一つのシグナルとして受け止めてもらってもいい」と話していた。
同氏は23日早くに韓国・仁川国際空港から出発する。韓国選手団との朝食会といったスケジュールも調整している。