◇最大野党執行部が総辞職 代表の逮捕同意案可決で

 革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する逮捕同意案が21日、国会で可決されたことを受け、同党で国会運営を取り仕切る院内代表の朴洸オン(パク・グァンオン)氏ら院内執行部と事務総長が国会後に開かれた議員総会で総辞職する意向を明らかにした。共に民主党の院内報道官は記者団に「院内代表は議員たちに対し(李氏の逮捕同意案の)否決を呼びかけていた」として、「(議員たちを)説得する役割をしたため、責任があると判断し、辞意を決めた」と述べた。共に民主党は近く、後任の院内代表を選出する手続きを進めるとみられる。

◇韓日外相がNYで会談 朴氏「前向きな流れ継続を」

 朴振(パク・ジン)外交部長官は国連総会のため訪問している米ニューヨークで21日(日本時間同)、日本の上川陽子外相と会談し、両国間の主要懸案を議論したほか韓日、韓米日間の連携を強化していくことを確認した。外交部によると、朴氏は上川氏の就任に祝意を示した上で、両国関係の前向きな流れをつなげていくため、緊密に意思疎通を図っていくことを願うと呼び掛けた。

◇尹大統領が30カ国以上と首脳会談 万博誘致へラストスパート

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は訪米4日目の21日(現地時間)も、2030年国際博覧会(万博)の釜山誘致に向けて各国首脳との個別会談を続けた。エクアドルのラソ大統領との会談では、自由貿易協定(FTA)締結の前段階とされる戦略的経済補完協定(SECA)締結のための両国間協議が順調に進んでいると評価した。尹大統領は続けて、カリブ海の島国であるセントクリストファー・ネービスのドリュー首相と会談した。18日から20日までに28カ国・地域の首脳に会った尹大統領は、これにより4日間で30件の個別会談を行った。この日はさらに8件以上の会談を行う予定だ。

◇アジア大会サッカー男子 2連勝で決勝T進出確定

 中国での杭州アジア大会は21日、開幕(23日)に先立って浙江省金華でサッカー男子の1次リーグが行われ、E組の韓国は第2戦でタイに4―0で快勝した。勝ち点を6に伸ばし、同組1位での決勝トーナメント進出が確定した。韓国は前半15分に先制ゴールを決めると、前半だけで4得点し、タイを突き放した。初戦のクウェート戦に続きタイにも勝利した韓国は、24日のバーレーンとの最終戦を残して16強による決勝トーナメントへの進出を決めた。

◇EV補助金拡大策を来週発表へ 年内に一時的増額の見通し

 秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副首相兼企画財政部長官はこのほど、電気自動車(EV)の世界的競争が激しく需要が低調だとして「補助金の支援対象を拡大し、補助金インセンティブ制度を強化する方策を模索している」と述べた。環境部によると、EV補助金を担当する環境部と企画財政部との協議が進行中だ。環境部の関係者は「(補助金拡大は)まだ執行されていない補助金予算を活用し、年内に一時的に行われるだろう」と説明した。具体的なEV補助金の拡大策は来週発表される予定だ。