【ソウル聯合ニュース】韓国と米国は13日、ソウルで開かれた韓米定例安保協議(SCM)を機に、4年ぶりとなる「韓米同盟国防ビジョン」を発表した。

 韓国国防部が同日、申源湜(シン・ウォンシク)長官とオースティン米国防長官名義で発表したSCMの共同声明とは別にメディアに配布した国防ビジョンで、韓米は「同盟は変化する安全保障環境を踏まえ、われわれの最も根本的で差し迫った脅威である北に対応すると同時に、地域と世界の安保に寄与する未来志向的体制を整えなければならない」と強調した。

 文在寅(ムン・ジェイン)前政権時代の2019年に開かれたSCMで発表された国防ビジョンには、「北」という単語は含まれていなかった。

 一方、今回の国防ビジョンでは「北を含む域内の敵対的行為者の戦略的攻撃と侵略を抑止することが重要だ」として「韓米同盟は北に対する抑止力の完全性を向上させるため、有事の際に米国の核作戦に対する韓国の従来型の支援を共同で企画し、実行できるよう努力する」と明記し、北朝鮮の脅威を改めて強調した。

 韓米はまた、北朝鮮の核・大量破壊兵器の脅威抑止を目的に国防相間で交わす戦略文書「オーダーメード型抑止戦略(TDS)」がこのほど10年ぶりに改定されたのも北朝鮮の脅威によるものだと明言。抑止に対する韓米同盟の接近を促し、北朝鮮を抑止するためのより強力で柔軟な戦略的土台を提供するものだと説明した。

 さらに、韓米同盟の連合防衛能力と体制を強化するため、射撃訓練を含む合同演習や訓練の規模と範囲を拡大すると明らかにした。

 今年で70年を迎えた韓米同盟については「世界最高の同盟の一つとして地位を確立した」と評価した上で「韓米同盟は朝鮮半島とインド太平洋地域の平和と安定のための必須要素であり、国際規範の忠実な守護者」と強調した。