【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が21日夜に軍事偵察衛星を打ち上げたことを受け、国連のグテーレス事務総長は同日(米東部時間)、ハク副報道官を通じ、「北朝鮮が弾道ミサイル技術を利用し、軍事衛星を打ち上げたことを強く非難する」との声明を出した。

 また、北朝鮮が国連安全保障理事会決議に基づく義務を順守し、朝鮮半島の完全かつ検証可能な非核化や持続可能な平和の目標を実現するため、条件なしの対話に復帰するよう改めて求めた。

 北朝鮮は22日、21日22時42分に平安北道鉄山郡の西海衛星発射場から偵察衛星「万里鏡1号」を新型衛星運搬ロケット「千里馬1型」に搭載して打ち上げ、成功したと明らかにした。

 一方、米国国家安全保障会議(NSC)のワトソン報道官も「北朝鮮が弾道ミサイル技術を活用し、宇宙発射体を発射したことを強く非難する」との声明を発表。欧州連合(EU)の報道官は北朝鮮に対し、国連安保理決議に基づく義務を守るよう促した。

 北朝鮮の発表が事実なら、3回目で偵察衛星の打ち上げに成功したことになる。北朝鮮は5月と8月に衛星を打ち上げたが、いずれも失敗していた。

 北朝鮮が1998年以降、衛星を搭載したロケットを打ち上げたのは8回目で、衛星を軌道に投入したのは2012年12月の「光明星3号」と16年2月の「光明星4号」に続き3回目となる。「光明星」は非軍事的な目的の衛星とされるが、「万里鏡1号」は初の軍事偵察衛星となる。